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音楽監督・指揮

東京クラシカルシンガーズ音楽監督・指揮者 坂本徹

坂本 徹

桐朋学園大学演奏学科クラリネット専攻入学後、古楽器科に転科。クラリネットを北爪利世、バロックオーボエを本間正史、アンサンブルを有田正広他の各氏に師事。またルネッサンス音楽を中心に合唱にも興味を向け、阿部純、橋本周子の各氏に合唱指揮や発声法を師事する。在学中よりバロックオーボエ奏者として「コレギウム・オリジナーレ」の2度のヨーロッパ演奏旅行に参加「日本オラトリオ連盟」とバッハ「ロ短調ミサ」やヘンデル「メサイア」を共演する。卒業後は古典クラリネットの研究を独自に始める。


1988年、自作の楽器を持ってバーゼル・スコラカントールムに、1990年からはオランダの、デン・ハーグ王立音楽院に留学。古典クラリネットをH.R.シュタルダー、E.ホープリッチ、合唱指揮をH.M.リンデほかの各氏に師事。1993年、古楽器を扱うコンクールで最も歴史と権威のあるブルージュ国際古楽コンクールにて、小倉貴久子 (フォルテピアノ)、諸岡範澄 (チェロ) との「トリオ・ファン・ベートーヴェン」でアンサンブル部門第1位を受賞。


ベルギーの「アニマ・エテルナ・オーケストラ」のクラリネット奏者として、シューベルト交響曲全曲録音を含む数多くの演奏会、レコーディングに参加した他、「ラ・プティット・バンド」「クレメンチッチ・コンソート」「シャンゼリゼ・オーケストラ」他、ヨーロッパ各地で古楽オーケストラで活躍。1998年春には「18世紀オーケストラ」の日本公演にも参加した。なお使用する楽器はすべて自作である。


帰国後は「東京クラシカルソロイスツ」を主宰し室内楽を中心に活躍。またインマゼール、ヘレヴェッヘ等の優れた指揮者・音楽家との演奏体験を活かし、指揮の世界にも活動の場を広げている。1995年から指導をしている「国分寺チェンバーオーケストラ」(KCO)はベートーヴェン交響曲連続演奏、モーツァルト・ハイドン後期交響曲全曲演奏を終え、その古楽的スタイルとともに各方面から注目を浴びた。また合唱作品を積極的に取り上げ、各地の合唱団でバッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの作品を指揮、指導している。


2006年より専門家集団、モーツァルト・アカデミー・トウキョウ(MAT)を立ち上げ、主宰、指揮者として積極的に活動中。

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